第一話

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「…何ニヤついてんだよ」 「ふっ、いや?バイトについては正直有難い。けど、住み込みまで良いのか?」 「新築が済むまでの間ぐらい大した事じゃ無いから。…まぁ、家賃ぐらいは払って貰うけど」 「あぁ、そうだな。因みに月いくらぐらいなんだ?」 「50万くらいかな」 「………」 ピシッと音を立てて固まる榊原に東はあぁ、気にするなってと笑顔で話掛ける。全て予定通りみたいな顔つきでこう付け加えた。 「家賃は君の身体で払ってくれれば良いから」 …どっちの意味でとは聞き返せる筈も無かった。 .
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