第二話

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俺、榊原勇司はとある事情から金持ち優等生の東大輔の所でバイトする事になった。 奴の第一印象は最悪だったが、弟を助けた恩として暫く住み込みして良いと言っていた辺り悪い奴では無いと感じた。 …のだが。 「なぁ、勇司」 「…あ?」 「首輪は赤と青どっちにする?」 「………冗談だよな?」 「それと犬小屋だけど…」 「うわぁあ、目がマジだこいつ」 爽やか王子、及びドS男に振り回されっぱなしの日々で正直へこたれそうにある状態だ。 (学校の奴らは知らないんだろうな、こいつの裏の顔…) 「おい、東。そろそろ出る時間だろ」 溜め息を着きつつ声を掛けると彼は本来の顔つきであぁと返事をした。お馴染みの爽やかスマイルがやけにイラッとする。 .
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