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「…大変の意味がわかったよ、ユチョン」
「でしょ?俺は別に柚季の考えでかまわないよ」
「ユチョンまで…どんな脳みそしてんだよ、2人とも」
頭を抱えたジェジュンを見て、柚季がユチョンに「?」な顔を向けたので、ユチョンは柚季を引き寄せて自分の膝の上に座らせた。
「足、疲れたんでしょ?片足に比重かかってる」
「さすが、ユチョン!」
その様子を上目使いでジェジュンは見る。
助けてくれと言わんばかりの表情がユチョンには複雑な思いを抱かせた。
柚季の考えに賛同はしたのの…面白くないのは本音を言えば自分もだ。
1人の彼女を男2人が共有するなんて事・・・。
公認の浮気とでも言おうか。
世間的にはあり得ない。
ただ、柚季には常識は通用しないのだ。
柚季は柚季で、彼女の世界に踏み入れたものは彼女の世界のルールに沿わない限りうまくなんてやってられない。
ユチョンは、それを嫌って言うほど知っている。
ジェジュン…ご愁傷様。
そして、ようこそ『柚季ワールド』へ
…なんて冗談言える状況では…ないな。
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