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「ねぇ…あたしさ、ジェジュンの事好きなんだ」
開口一番それですか?
ま、しょうがないか・・・。
「うん」
「それって、ユチョンには失礼な事なんだよね?」
「そこは、柚季の決めるところじゃない?」
「あたしは失礼だと思った」
「そっか」
「でね、ジェジュンってこのはの事どう思うかな?」
「それってどういう意味?」
「あたしがユチョンとジェジュンを好きなように、ジェジュンもあたしとこのはを好きになれないかなって」
これはまた随分と柚季ワールド全開な考えだな・・・。
皆が皆、自分と同じ考えの持ち主だと思っているところが柚季らしいというか…困ったところというか…。
いずれにせよ、柚季の事は譲れないと宣言したジェジュンが、このはちゃんを好きになるなんて事は…ないな
「…それは…ジェジュンにはむずかしいかな…」
「じゃぁ、今あたしがしてる事って難しい事なのかな?」
難しいというより、矛盾したことなのではないかと思うのだがとユチョンは思ったのだが…それを言ったところで抗議の嵐しか返ってこないだろう。
「柚季、質問ばっか」
「ちゃかすな!」
相変わらず、後ろ向きのまま柚季の肩は大きく跳ねる。
「ごめーん。柚季は結局は3人で居られればいいって考えかもしれないけど、それは正直無理だよ?いつかはどちらか決めなくちゃいけなくなると思う」
そろそろ、まじめに話を始めますか。
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