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『…ぼちぼち帰るかぁ。また風邪引きそうだし。』
僕は自分の肩を抱きながら帰ろうと歩きだした。
ある人の墓参りもしたし、そろそろ帰らないと風邪ひくしな。
明日大事な用があるから。
もうここには来ない…
そう思っていた…
美夕のことはもう終わりにする…
『…私、もう…』
あの日…
雪がちらつく冬に、君に言われた一言ですべて終わった。
だから…
美夕…
さようなら…
…そう思っていた。
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