プロローグ

5/5
前へ
/11ページ
次へ
『…ぼちぼち帰るかぁ。また風邪引きそうだし。』 僕は自分の肩を抱きながら帰ろうと歩きだした。 ある人の墓参りもしたし、そろそろ帰らないと風邪ひくしな。 明日大事な用があるから。 もうここには来ない… そう思っていた… 美夕のことはもう終わりにする… 『…私、もう…』 あの日… 雪がちらつく冬に、君に言われた一言ですべて終わった。 だから… 美夕… さようなら… …そう思っていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加