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一人暮らしをする部屋の中、
なぜ美夕がいるのか不思議だが、美夕は仕事で来れない僕の親の代わりで来ている。
美夕は、高校を卒業して東京で夢の続きをしている。
これから四年間は会えないけど、僕が好きなうたを美夕には歌っていてほしい。
だから僕も頑張らないと…
自分と美夕の夢のためにも…
「…和!!時間大丈夫!?」
「うん、まだ大丈夫!!だって入学式10時からだし。」
「今9時半だけど…」
「…なに!!まだ8時じゃ…時計1時間遅れてるだった!!!」
「…ほら!!早く行くよ、和!!」
遅刻しそうと、分かると美夕はせわしく朝食の片付けをしていた。
僕はこれからの事を妄想なんてしてる場合ではなかった。
入学初日から遅刻しそうなのだから。
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