泊めてよ

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「こんな変な人間いるんだ…」 「うん」 「オレ、それが分かっただけでも、香織ちゃんに会えて良かったわ」 「そっか」 私はそろそろ本気で眠たくなってきて、だから返事も短くなるわけで……。 眠くて眠くて……。 私は何故だか笑いだしてしまった。 眠気による、突発的大爆笑。 「あはは、すんごい眠い~はははは、眠すぎる~あははは…あはあは、あははは…」 突然笑い出した変な人間に言葉のでない佐々木拓海。 しばらく固まって、バカ笑いをする私を見ていたけど、彼もいつの間にかつられて笑い出した。 廊下に座り込んで笑う変な人間が2人。 ひとしきり笑うと、どちらともなくお休みを言って、私はベッドに彼はキッチンの方に、ヨタヨタと歩いた。 1日の終わりにこれだけ笑うと、ほんとにスッキリする。 ……眠れない夜は、笑うことにしよう…。 意識を半分失いながらそう決めた私だった。
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