存在

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『んっ…?』 目を開いた。 「あっ…起きた…先生!」 ―ここどこ…?真っ白…だ… 「やっと起きたか…」 私は先生と呼ばれている人物に目を向けた。 「大丈夫か?」 『殺して…』 「え?」 『殺して!殺してよ!!!!』 私は暴れた。 「ちょっ…落ち着いてください!!」 看護師さんが押さえる。 『いやぁぁあ!!!!』 ―生きたくない 生きたくない 生きたくない 生きたくない。 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい。 「みんな部屋からでなさい!!」 ―あっ…出てっちゃった… ―嫌われた?私嫌われた? キ・ラ・ワ・レ・タ キラワレタキラワレタキラワレタキラワレタキラワレタキラワレタ待って…違うの…これは… イカナイデ… 『うぁぁぁあ!!!』 暴れまくった。 自分でも抑えられない…。 ―どうしよう… 私は気を失って倒れた。
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