決意

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そこには とても美しい女性がいた。 長い髪に水色のワンピース。 羽があれば妖精なのではと 錯覚してしまいそうだった。 冨山は見とれた。 彼女は窓の外を見つめて 静かに涙をこぼしていた。 ―…泣いてる…。ってか…本当に暴力を振るった女の子なのか? ―もっとちゃんと顔をみたい… そんな欲望が彼の心に生まれた。 その欲望からか、 彼は女に近づこうと 一歩踏み出した。 ……が硝子を踏んで 滑って転けてしまった。 女はその音に反応し、 後ろを振り返った。 「……………あ…」 冨山はあまりの美しさに それ以上声が出なかった。 思った通り顔も美しかった。 おそらく年下で、 身長は160くらいで 白くて、細い身体に 興奮を覚えた。
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