プロローグ

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そんな感じで、春人と出会った。 これから先、同じ部活の相棒になるやつで、良き理解者になる。 HRが終わって帰ろうと玄関に降りて行ったら、白い道衣を着た人たちがいた。 『もう部活の勧誘か。はやいな。 てか、柔道部なんてないと思ってたけどな・・・。』 道衣を着た人達を横目で見ながら通り過ぎようとしたら、不意に後ろから肩をつかまれた。 「なぁ、うちの部活見に来ない? 少林寺拳法部っていうんだけどさぁ。」 人懐っこい笑顔で声をかけてきた先輩があいつ。 坂本 楽美だった。 『初めて聞く部活だ。拳法ていうから、武道だよな?? ちょっと興味深いかも。』 この時俺は、楽美にcrazyになるくらい夢中になるなんて思いもしなかった。 「行きます。」 ****************
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