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昔々あるところで、汚自慰さんと汚罵亜さんが地下闘技場で死闘を繰り広げていました。
汚自慰さんは螳螂拳の構え、汚罵亜さんはトリケラトプス拳の構えをしていると
天井からドンブラコ ドンブラコ と直径2mほどの大きな 大きなボウリング玉が落ちてきました。
二人は間一髪でそれをかわすと、何を思ったか急にそのボウリング玉を壊し始めました。
汚自慰さんは鞭打、汚罵亜さんはマッハ突きでボウリング玉を壊していました。
汚罵亜さんのマッハ突きが"当てない"打撃に辿り着いた時、ボウリング玉が闘技場に弾け散りました。
すると中から三寸ばかりなる子、いとうつくしゅうていたりでした。男の子でした。赤ん坊でした。
汚罵亜さんが赤ん坊に近寄ると、
"俺を取り上げろ!!"
確かに汚罵亜さんは聞きました。
もちろん言葉を喋ったワケではなく――――――念………というか………
実際に聞こえる以上に……
"失敗は許さないッッッ"
"無事に取り出せッッッ"
汚自慰さんと汚罵亜さんはその赤ん坊を家に持ち帰り、二人で史上最強の生物に育てあげることにしました。
赤ん坊はボウリング玉から生まれたので"桃太郎"と名付けられました。
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