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少しして少し体を離す
「好き」…
言葉にはせず心の中で唱えてみる
実感がわかないけど、俺は漣と両思いになれたんだろうか
「キス…していい?」
俺は返事の変わりに目を閉じた
少しして漣の唇の感触
すごく優しいけど、甘いキス
唇が離れて、俺たちは顔を見合わせて笑った
夢なら覚めないで欲しい
ずっとこの幸せな時間の中にいたいんだ
「お前らあぁ!!」
声がして見ると、真っ赤な顔をした有志がいる
あ、やば、忘れてた
「俺がいるのにラブラブしやがって…お前ら!!」
「ごめん、気づかなかった」
悪びれた様子もなく漣が言う
火に油を注いでどうする…
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