第三章

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「んっ…ふ…っ」 相変わらず漣の異常に上手いキスに骨抜きになってる、俺 いきなりこんな卑猥な始まりで申し訳ない あれから俺たちは付き合い始めた もちろん他のカップルみたいに人前で堂々と手を繋いだり、なんてことはできない だけど2人きりになると 漣はいつもキスを求める さっきみたいに… まあこいつは2人きりじゃなかったとしても、しようとするけど 一応俺が嫌だと思うことはしないように、と思っているようだ 「…ん…さ…ざな…っ」 何度も何度もしている深いキスだけど、どうしても慣れることができない 足は相変わらず使い物にならない 頭は真っ白になるし 目の焦点は合わない… だけど漣は余裕な表情で微笑んでなんかくるもんだから 負けず嫌いな俺は少しむくれてる .
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