第三章

22/29
前へ
/93ページ
次へ
クサイっていうか最早意味分からないから! でもとりあえず、恥ずかしいからやめろ!! 「分かった! やるよ、やるから!」 「うん、ありがとう」 ………え? そんなアッサリ行くもん? もうちょっと俺に労りの言葉?とかあってもいいんじゃないか? 若干放心状態の俺を置いて、漣は未だ興奮状態の社長のもとへと向かう 「社長」 「あらRen」 「椿、説得した」 「うん、ありがとう」 そこもアッサリかよ! 漣は制服のポケットから1枚の紙を取り出す 「どう?それの通りにいった?」 「ばっちり」 おい、それなんだ? 「ちょっと貸せ!」 「あ」 不意をつかれた漣の手からは簡単に紙が抜き取れた 目を通してみる 『椿くん説得マニュアル☆ ①覗き込む(上目使い) ↑最初にこれ! ②押してだめなら引いてみる ③とりあえず褒める (恥ずかしがらずに!)』 なに、これ? マニュアル?俺の? 「見ぃたぁなぁぁああ~」 「社長!!」 .
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1875人が本棚に入れています
本棚に追加