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深く、けど甘い漣のキス
嫌いじゃない、けどさ
「っはあ…」
ようやく口を解放され、なんとか呼吸を整える
一方漣は余裕な顔で笑ってる
くそ…相も変わらず余裕ぶっこきやがって!
お互い余裕がない、なんて思ってた俺が懐かしい……
「もう着いた…」
少し歩くといつの間にか僚の前まで辿り着いていた
楽しい時間は過ぎるのが早い、とはよく言ったモンだ
「また明日会うだろ!」
酷く残念そうな顔をする漣に背中を思いっきり叩く
痛い、と声を漏らす漣
はっはっは!いい気味だ!!
「いつも一緒にいたいのに…」
ボソッと囁かれたその言葉は俺の耳には届かなくて
「何?」
聞き返すけど、考え込んでる様子の漣に軽くシカトされた
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