第四章

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ちょっと待ってくれ… 何をどうしたらこんな事態になるんだ? 朝は普通に起きたし、寮の同室のヤツと飯も食べた 普通に学校来たし、みんなとも絡んだ 普通に漣とキスもしたし…っておいおい! これは普通じゃないだろ! 最近漣のペースに毒されてきている自分がいる気がする だが、今の場合そんなことはどうでもいい…! 問題は 『なぜ寮の俺の部屋の荷物がないのか』ってことだ! 朝は普通にあったんだ 絶対にあった!普通にあった! なのに今は俺の荷物だけごっそりとない 意味が分からん… っていうか俺、高校生にして住むところ無くなったんだけど…… まじ意味わかんねーよ!!! 「はぁぁぁぁぁあ」 「水瀬」 「あ、周先輩」 俺史上最大のため息をついていると、ここの寮長であり3年の周純也(アマネジュンヤ)先輩が声をかけてきた 先輩は小さい頃からずっとバスケをやってたらしくめっちゃデカイ うん、とりあえずデカイ 190近くあるんじゃないか? それのお陰で首いてーんだよな 先輩と話すとさ なぜって軽く見ても俺と先輩の身長差は25cmはある もちろん俺が見上げる側な訳で? 男女でもこんな差ねーよ まじ悲しくなる… なんで俺の周りには俺より小さい男がいないんだ…… .
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