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「バンド…諦めないで下さい!
私、黒崎さんの音楽を聞いてみたいんです!
応援しかできませんけど…がんばって下さい!」
タッタッタッ…
おれは家に入っていく遥ちゃんを呆然と見つめてその場に突っ立ったままやった。
大人しい感じの遥ちゃんが大声でおれにエールを送ってくれた。
それを見て驚いてしもうた。
「ありがとなぁ!
おれもう一度がむしゃらにがんばるから!
遥ちゃんありがとなぁ!」
おれは遥ちゃんに負けんよう大声で家にいる遥ちゃんに聞こえるように叫んだ。
遥ちゃん…
おれがんばるで…
諦めかけた夢をまた追いかけるわ!
君のために最高な曲作って聴かせたるからな!
待っとってや…
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