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教室に笑い声が響いた。
「イケメンとか自分で言うなよ」
「自分で言うとかナルシストでしょ?」
ガヤガヤ…
教室が嫌な空気から明るい空気に変わった。
私と春菜の事で笑ってた人達も今はそっちを向いて笑ってる。
「まぁまぁおれがかっこいいからってひがむなよ」
またみんなはそれを聞いて大笑いした。
確か…
雪村なんとかって人だ。
顔は自分で言うだけあってかっこいいし学校で1番モテる男子。
明るい性格で嫌な噂は聞かない。
私とは大違いで関わりはまったくないしこれからもないと思う。
私には真似出来ないよ。
「あらためて…雪村響です。趣味はバンドかな?まぁよろしく」
みんなの自己紹介も終わり席替えをする。
私は春菜の近くを望んだ。
春菜が唯一このクラスで心許せる友達だから。
他の女の子は何を考えてるのかわからないから嫌…
話はするけど裏で噂してたりするし…
私は窓際の1番後ろになった。
以外にくじ運はいいみたい。
後は春菜の番を待つだけ…
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