1話目: 春秋の想い

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私は一つ疑問に思っていたことを言った。 「私が毎日このコンビニへきているの、知っていましたか?」 「えーと……ごめんね。俺、毎日いたわけじゃないからな……」 店長は困ったように笑って言った。 「いえ、いいんです。たぶん、私毎日来てませんでした。」 私が意味不明なことを言うと、店長は不思議そうに私のことを見つめた。 「あの、ありがとうございました。」 私はぺこりと頭を下げて店を出た。 最後に店長は、明るい声を出して言った。 「またのご来店、心よりお待ちしております。」
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