1話目: 春秋の想い

2/36
61人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
私は彼に一目惚れした。 いつも寄るコンビニで働いているあの人に。 「いらっしゃいませ。」 自動ドアが開いて私が足を踏み入れると同時に、レジの奥から澄んだ声が聞こえてきた。 私がそちらに目をやると、高校生くらいの彼は営業スマイルを顔に貼り付けてにこにこしている。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!