1話目: 春秋の想い

7/36
前へ
/150ページ
次へ
秋風さんは公園の広場みたいな何もないところの真ん中まで行って止まった。 私もそれに合わせて止まる。 すると彼は振り返って私と向き合った。 いきなりだったこともあって、私は驚いたがすぐに彼の顔が赤いことに気付いた。 「ずっと、好きでした。」 いつもどこを見ているのかわからない彼の目は、しっかりと私だけを見ていた。 「8年前から、ずっと……」 .
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加