『プロローグ』

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私とお父さんはリビングに向かった。 ガチャ 麻鈴『ただいま、お母さん(笑)』 私は仏壇の前にいき、お母さんにあいさつをした。 お母さんは私が5歳の時に病気で亡くなったの。それ以来、父子二人で頑張ってきた。 父『麻鈴…。そこに座りなさい。』 麻鈴『なっ何!?いきなり!?』 父『いいから…。』 麻鈴『……』 私は言われた通りに椅子に座った。 父『麻鈴…。これから話すことをよく聞いてほしい。』 いつもの笑顔がないお父さんの真剣な顔に私は不安に思った。 麻鈴『なに?』 父『母さんが死んで早11年。年がたつのは早いな…。』 麻鈴『……お父さん。なんの話か分からないよ。』 父『ごめんごめん。単刀直入で言うか。麻鈴…。』 麻鈴『なっなに?』 なんか嫌な予感がする…。 父『明日から、黒蘭学園に転校してもらう。』 …………黒蘭学園って……あの黒蘭学園!? 麻鈴『黒蘭学園ってあの日本一、二を争う金持ち学校じゃない!?なんでそんなとこに行かなきゃいけないの!?』
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