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「ナオキ、お風呂上がった」
「そうか、何か飲……!?」
私の声に振り返った椎名直樹は、その目に映った光景に言葉を失った。
それは、健全な男であれば一度は想像するとかしないとか……。
お風呂上がりにバスタオル一枚というまさに夢のようn(ry
今更遅い気もするが、横を向き、慌てて視界をずらす。
「って、何だその格好は!?」
「着替え持ってない」
「さっき着てた服は!?」
「せっかくお風呂入ったのに……」
結局、椎名直樹は母親のクローゼットからジャージを持って来たのであった。
「はぁ、疲れた(精神的に)」
私は一歩後退りながら、椎名直樹に問い掛ける。
「ナオキ、まさか……興奮した?」
「誰が!?誰に!?」
「ナオキが、私に」
「しねぇよ!」
「そう……、ナオキは女の子に興味が湧かないと」
「いや、そう言う訳じゃ……」
「つまり、ナオキは男の子にしか興奮出来ないと」
「断じて違う!!」
そうして、夜は更けるのであった。
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