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「それで、ミカゲ……で良いのかしら?」
「……良い」
「改めて、カンナよ。そこの男の子もよろしく。ミカゲを鬼籍に勧誘させてもらうけど着いて来て貰える?」
ミカゲはカンナの質問に対し、頷いて同意を表す。
「それじゃあ、行きましょうか?大丈夫、そんなに時間はかからないわ」
歩き出すカンナ。
後を追うミカゲ。
「何やってるの!貴方も来るのよ!」
カンナの呼びかけに、慌てて2人を追いかける椎名直樹であった。
運命の歯車は回っていく。
誰も気付かないまま。
静かに。
静かに。
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