悪夢

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「う…うっ… ひぃぃっ … くうぅぅ… やぁ…やめてぇぇぇ!!」 と半分過呼吸になりながら目を覚ました 両腕は空をかいていたらしく 上にのばしていた 寝る前よりかなり疲れている… 全身汗でびしょびしょ… 突然自分がイヤになり 「ああああああああ!!」 とパニックを起こし、布団の上で暴れた しばらくして何とか我を持ち直し 「落ち着かんとあかんな…」 と思ったはるかは 閉めきっていた雨戸を30㎝ほど開けた 朝の風が、顔や髪や首をなで 汗をかわかした 目の前に流れる川と 風に揺れるキンモクセイを見ると また涙が出た はるかは、いつになったら この道を この坂を また自転車で走れる自分に戻れるのだろう… その頃の自分が遠い昔の人物のような気がして また、そんな日々を取り戻す日が遠い未来のように感じて また悲しくなった
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