幕間・校門

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「もうっ、遠見くん、朝からケンカなんてやめてよ。」 そうは言うが、とてめ楽しそうな冬上さん。 ケンカを見ていたツグミちゃんがゆっくりと啓介くんに近づいた。 そして、啓介くんの背中に触れた。 「――――センパイ、なんだか楽しそうです。仲いいんですね。」 そうツグミちゃんが言うと、 「そ、そうっ?」 と、照れた様子でアリッサさんが聞く。 それを見た啓介くんは、 「聞き返すなよ…………。仲悪いわけないだろっ。」 「そうよねっ!やっぱあたしケースケの事好きっ!」 「簡単に、そういうこと言うなよ………。」 そういって、顔を赤くする啓介くん。 「わ………私も、す、好きだからね………?」 私も、思い出したように、アリッサさんに対抗するように本当の事を言った。 ―――――顔を、赤くして。
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