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~Promises~
あたしは広井千沙サッカー部エースでキャプテン鮎川遼也の彼女…その遼也とは付き合い始めて1年以上になる…
「きゃっ!!」
あたしが転けると遼也はクスクス笑いながら手を差し出した。
「大丈夫?」
「うん…」
あたしは頷きその優しく差し伸べられた手をとった。
「千沙は相変わらずドジだなぁ!ちゃんと見てないと危ない、そんなんだから目が放せないんだ」
遼也はニコやかに恥ずかしい事をサラリと言う、当のあたしは恥ずかしくなり少し顔が熱を帯びるのが分った。
「照れてる?そんな顔してるともっとイジメたくなんだけど!」
遼也はあたしを引っ張り起こし不意に腕に埋めたかと思うと、そっとあたしの頬にキスをした。
「なっ…!!」
そんなあたしを抱き締めながら遼也はそっと耳元で囁いた…
「今日…誰も家にいないんだ…家に来ないか?」
それは夜のお誘い…
放課後、親には遼也の家で勉強をすると伝え、その日あたしはいつもの様に遼也の家に行き、共に夜を過ごす。
あたしの親は遼也の事を信用してるし、ずっと一緒に居て欲しいと思ってるみたいで遼也の家に行くのはすんなり許可をくれる。
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