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一枚目には、
『新日本帝国、並びに新日本帝国軍は、訓練中及び、戦場でいかなる怪我、病、死を迎える事となろうと、一切の責任を負わない事とす』
至って普通のものだな。
俺はサインを書き、二枚目に目を通す。
『新日本帝国軍に所属する全ての者は、許可なく軍で教わった事、聞いた事、見た事を、他国の軍、一般人に話してはならない』
口止めか。
どうせ死ぬのだから意味はないな。
毒づきながらもサインをする。
「よろしい。君はこれから一年間、訓練兵として訓練校で過ごしてもらう」
一年か、少し長いが仕方ないな。
戦場に出るまでは死ねないし、真面目に訓練を受けるか。
「死ぬのは一年先になってしまうが、それまでは頑張ってくれ」
男が立ち上がった。
「東雲和真訓練兵、国の為、地球の為に頑張ってくれ!」
初めて男が叫んだ。
その覇気に押され、生まれて初めて敬礼をした。
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