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「ごめんね……産んでごめんね……」
どんな言葉よりも辛かった。
そんな俺にも初めての友人が出来た。
高校2年の始業式。
前の席だった奴が話しかけてくれた。うれしかった。
そいつはとても面白くて、いつもクラスの中心にいた。
それでも俺と話してくれた。ほんとうにうれしかった。
あるとき、トイレで用を足してると、外で話し声が。
男1「おまえさぁ、あいつと仲良いよな、なんでよ?」
男2「そうそう、お前と性格合いそうないのにな」
そして、友人の声「いや、一応席近いしさ、話しかけないとまずいと思ったのよ。ほら、俺ってクラスの人気者じゃん?誰にでも優しくしとかないと。ま、それでも友達にはなれないけどね」
トイレから出られなかった。
父親に悩みを打ち明けたことあった。
俺は何で生きてるんだろう?何の為に生きてるんだろう?
………もう死にたいよ。
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