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「本当に大丈夫だ、ユア。心配するな」
「統夜がそう言うならいいですけど…。
痛くなったら私に教えてくださいね」
「………ああ」
「それよりも、だ。
統夜、明日なんの日か覚えるか？」
と隼人がニヤニヤしながら話し掛けてきた。
明日………？
なにかあっただろうか？
「なにかあったか？」
「ま、そんなこったろうと思ったよ。
明日は普通科だけにあるイベント＜召喚の儀式＞の日だろ」
「あー………そういえばそうだったな」
俺は今になってそのことを思い出す。
＜召喚の儀式＞………普通科だけに与えられた行事で実戦訓練の際、共に戦うパートナーを召喚する、それが召喚の儀式である。
「召喚にいる物は、自分が大事にしていた物が必要になるみたいですよ」
「大事なもの………」
しかし正直言って俺はどうでもよかったからだ。
召喚獣なんて鬱陶しいだけだ。
と、そのとき２時限目のチャイムがなり、隼人とユアは自分の席に戻って行った。
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