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「あれ?朝陽お姉ちゃんは?」
「……部活だろ」
「一緒に帰ってこなかったの?」
「……帰る理由がない」
「……ねぇ、おにぃ。
いい加減仲直りしたら?朝陽お姉ちゃんだって……」
「………………」
梓は心配そうな顔で俺の顔を覗き込んでくる、俺はそれから逃げるように2階にある自分の部屋に向かった。
「ちょ…!おにぃ!!」
逃げるように自分の部屋入るとベットに寝転がった。
さっき、梓に言われたことが心に引っ掛かっていた。
「仲直り………か。
無理だな、俺には」
梓が言っている‘朝陽お姉ちゃん,と言うのは、双子の妹の久瀬朝陽(くぜ あさひ)のことだ。
朝陽は銃器科のSクラスに所属している。
話に戻るが朝陽は俺の事を嫌っているのにはある事件が関係している。
「仲直り出来るはずがない………。
俺はあいつに……恨まれているだろうからな」
そう言いつつまぶたが重くなり、俺は眠りについた。
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