悪魔と呼ばれる少年

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それから学校に着いたのは10分ぐらいしてからだ。 もちろん正門は閉まっているので裏門に回った。 裏門から学校に入り昇降口に向かう途中で俺は昇降口に誰かが立ってことに気づいた。 その人を見た瞬間、その人が誰か一目でわかった。 「久瀬、おはよう」 「おはようございます、烏江先生」 昇降口に立っていたのはうちのクラス担任烏江梢恵(からすえ こずえ)先生。 茶髪の髪を後ろで一本にまとめており前髪は左目に少しかかっている。 梢恵先生は、生徒からも受けがよく慕われいる。 しかし、性格はかなりの面倒臭さがりでよく雑用などを手伝わされることがある。 さて梢恵先生がここにいるということはあの事だろう。 「はぁ………職員室までついて来なさい」 「………………」 俺は梢恵先生に連れられて、職員室までやってきた。
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