擬態

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「あなたが理解力のある方で助かりました。きちんと説明できるか不安だったんですよ」  私は小さく息を吐きながらそんな安堵の言葉を口にする。 「どういう事です?」 「実は、これは私が考えたことではないのですよ」 「ほう、では誰の考えなのですか?」  萩原刑事が興味深そうな声を出す。 「私の義理の弟、つまり妻の弟が言い出した説なのですよ」 「弟さんですか。参考までに名前を伺っておいても良いですか?」
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