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今度は私が唸った。
「だいたいね、そんな男は、100万匹の子猫ちゃんに同じこと言えるんだから、本気にしてるあんたが馬鹿なのよ。習性なのよ、習性。介護だって本当のことかもしれないじゃない。騙されてないってことに気付きなさい!」
うう~~ん。
なお唸り続ける私。
どうなんだろう。
「おぐりん、あんたさっきから黙ってるけど、どうなの!」
「わかんないよ……私、ついていけないみたい」
と、私は両手をあげた。
「早く忘れなさい。あんたがそうやってじめじめ引きずってたって、なんの意味も効果もないのよ。あちらは、変わらず夫婦でラブラブカッフェを営業してるんだから」
「風ちゃん……今『ッ』入れた?ちっちゃい『ッ』入れたでしょ……ひどい!たまらない悪意を感じた!あんたなんか友達じゃない!!あたし帰る!!」
まどかは激怒して立ち上がった。
なぜか、『ッ』が地雷であった。
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