痕-あと-

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「……キス、マーク…?」 きづかれた、 みられたくなかったもの すきだからこそ、 ひみつにしてた…のに せいはおいらをきらう、かな 「……ッ、」 「!…っ……ぁ」 そう、おもったのに せいはくびすじのあとに きすするようにあとからあとをつける 「大田、さん…好きだよ」 どこかせつなくて いつもとちがうこえ そのことばをあとに せいはがくやからきえて おいらは、ひとり 「きすまーく…つけられた、」 ほんのりあかくそまるかお うれしい、なんて、ね おいらも、すきだよ きっと…くちにはださないけど         ― 痕-あと- (この“あと”は、) (きみからもらった、  ほんのすこしの) (―…あいのかたち。) /..end *
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