リアル軽音部

軽音部≠けいおん

教師陣の名誉のために言っておくが、これは嫌がらせでもなんでもない。
この待遇の悪さは全てこの部の今までの行いの悪さ故。所詮は自業自得というやつだった。

けれど、昔から悪いというわけではなかったらしい。ここまで酷くなったのは今から何代か前の先輩からと顧問でも何でもない事務員の人が言っていた。
その頃に起こした問題行動の数々が今の今まで尾を引いており、さらにその後の代の後輩達も数多の問題行動をやりつづけたために幾度もの部停を経験し、正直よく今まで廃部にならなかったなという部活である。

それに加えて私服での登校が許される事から派手な見た目の奴が目につき、一応禁止なのだが染髪している者も多い。
それらが先生の視線をさらに厳しくしていた。
(二代前の先輩の中には制服にガーターベルトという猛者まで登場している)

もちろんこの状況をなんとかしようという動きはあったし、先代の尽力で随分マシになった筈だった。

……だったのだが、

その努力を全て吹き飛ばしたのが現･部長流川 晴 の自己中心的政治だった。

あー滅びればいいのに。

そんな本音には一応蓋をする。

バイト、化粧、ピアス等の校則で禁じられていることを部員達に止めるように部会で言ってもその全てに該当し改める兆しのない奴の言うことを聞くやつなど誰もいない。
結果30人近くの2年生は好き放題のやりたい放題。

けいおん！とは随分違うがこれが現実にある軽音部の現実です。
あくまでもウチの学校での話だけれども。

さわちゃんなんていない。いるのは大先生と呼ばれる定年間近のBMI値がクラッシュしている顧問(コイツの話は何度もループして長い上に部会で居眠りする)
それと理不尽な部長。
ちなみに影のあだ名は能面。

この部に萌えキャラなんて存在しない。
一時期それに近いのがウチのバンドに居たが生徒会優先で去っていった。

多分、その判断は正しいと思う。