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私は、ある人に電話をかけた。
『…もしもし、内藤だが?』
相手は内藤剛。警部で昔からの知り合いだ。
「あぁ、内藤警部?白石ですが…。」
『おぉ…!白石君か!久しぶりだな!どうしたんだ、急に?』
「えぇ…、作家の西岡光さんが亡くなった事で少し…。」
『まさか…犯人がわかったのか!?』
内藤は、白石の答えに驚きながら聞き返した。
「いや…まだわかりません。なので内藤警部の力を借りようと…。」
『う~ん…力を貸したいのは、山々だが、俺は今違う事件を担当していて、そっちの方は詳しくないんだ…。』
内藤は困ったように、言った。
「そうですか…。もう少しで確実にわかるんですが…。」
『そうか…。なら、俺が事件の担当に直接、話をつけてみるから、待ってくれんか?』
「えぇ、いいですけど…。」
『すぐに見つけて来る。』
内藤が言ったのち、保留音が流れた。
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