モデル探し

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そして私は美術室へ行こうとしたとき…ー 「あっ。」 「おっ。」 そこには体育教師の松本が重そうな荷物をいくつか持って立っていた。 松本はニタリとコッチを見て笑った。 ヤバい!!!ーーーー そう思った私は、松本に背を向けて全力で逃げた!! 「ちょっ!!…」 「バイバイ!まつもッチャン!!」 ーー捕まったらろくな事がない!!ーーー ーーーーー 「こらっ!!逃げんな!!」 「うひゃぁっ!!」 たった数秒で捕まってしまった。 「さぁさぁ、朝倉さん?! 僕の重たぁぁあっい荷物を運ぶのを手伝って頂きましょうか?! ぁんこら?!逃げやがって!!」 「いやぁっ!! まつもッチャンに関わるとろくな事がない!!」 「なんだと?!もう許せん!!朝倉には、コレ全部運んで貰うからな!!」 「えぇっ?! 先生ひどーい!!先生ヒドラ!!」 「先生ヒドラじゃないぞ!!ヒドラは腔腸動物だ!!」 「流石生物学好き… ちぇっ。分かりました!やればいいんでしょ?! どうせモデル見つかってないんだし、手伝ってあげるよ。」 「おう、因みにあと三週ぐらいしなきゃ終わらないからな!!」 「うへぇっ。さっさと終わらせよっと…ーー」 ひとはが先生が持っていたダンボール箱をよっと持ち上げた。 「重ーい!!コレどっから何処まで持って行けばいいんですか?!」 「西門のトラックから進路室までだから。 はい、頑張ってー。」 「うぅっ…」 ひとはは渋々運ぶ事にした。
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