求めるモノ、消える自分

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「悠ちゃん。おはよー」 料理を作っていると愛香さんが起きてきた。 「あっ、……おはようございます。愛香さん」 「うんー。…………だーいぶっ」 可愛らしいクマさんのパジャマに身を包みながら眠たそうにソファーに寝転ぶ愛香さん。 愛香さんはハッキリ言って美人だ。 細くて綺麗な髪は軽くパーマをかけていて、歩く度に毛先がふよふよと揺れる。 グラビアアイドル並にスタイルが良く。胸も大きい。 言動は少し幼いというか、子どもっぽいが、それがまたこの人の魅力を引き出している。 もう三十路近い愛香さんだけど。その容姿はまだまだ若々しく、そこら辺の大学生の人よりも綺麗で可愛らしい。 クマさんのパジャマを着ていても。この人なら誰も文句は言わないだろう。 ボクにとっては自慢のお姉ちゃんみたいな感じだ。
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