告白。

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告白。

もうわかってた。 「なぁ…りょう?」 「なんや?」 「彼女居るやろ?」 「居らんわ!いきなり なんやねん!」 「んじゃその指輪なに?」 「オシャレやん!」 「左手の薬指やのに?」 「だからオシャレやん!」 「彼女との指輪って 左手の薬指に 付けるもんやろ?」 「そぉーなん!!」 「知らんかったんやけど!」 「絶対、うそ…」 「本間やって!!」 本当に知らなかったかの 様に焦るりょうを見て 私は思った。 '嘘付いてる' 昔から裏切られて きた私は人の事を 簡単に信じなかった 「眠たくなってきた から寝かせて。」 何故か悲しくなった 私は布団にもぐった。 ふいに涙が出てきた。 「かりん?泣いてる?」 「はい?泣いてないよ 何で泣かなアカンよ!」 私の肩を引き寄せて… 「ごめん…嘘付いた。」 「彼女居てるけど かりんの事好きやわ」 意味がわからん。 「ん?どゆこと?」 「一目惚れってやつかな。」 「今の彼女とは別れる。 だから俺と付き合ってくれ」 とっさに出た答え。 'わかった' この言葉が正解 だったのか間違い だったのか…。
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