第1話

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勢いよく席から立ち上がり、教室の扉へと向かおうとする。 「もうすぐ先生くるよ?」 「なんとかごまかしといてっ」 それだけ言うと、裏門へ向かって猛ダッシュで走り出した。 「ねぇ、紫苑。そのキーホルダーそんな大切なものなの?」 「うん。朱音ちゃんにとったらね…」 「ふーん…」 ――――――――――― ―――――― 【裏門】 「ない…」 どうしよう…どこにもないよ… ここじゃないのかな…? .
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