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結局私は、裏門から教室までの道のりを3往復もして探したが、キーホルダーを見つけることは出来なかった。
《ガラッ》
「おっ?結城が帰って来たぞ」
私が教室に入ると、何人かの男子がこっちを見て叫んできた。
「どこ行ってたんだよ?月か?」
「なに言ってんだよ。木星だろ?」
は?
なに言ってんだコイツら?
「知菜ーっ」
「あ、朱音。どうしたの?」
「知菜ごめんー」
「へ?」
私がなにか分からないでいると、横にいた紫苑が説明してくれた。
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