第1話

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結局私は、裏門から教室までの道のりを3往復もして探したが、キーホルダーを見つけることは出来なかった。 《ガラッ》 「おっ?結城が帰って来たぞ」 私が教室に入ると、何人かの男子がこっちを見て叫んできた。 「どこ行ってたんだよ?月か?」 「なに言ってんだよ。木星だろ?」 は? なに言ってんだコイツら? 「知菜ーっ」 「あ、朱音。どうしたの?」 「知菜ごめんー」 「へ?」 私がなにか分からないでいると、横にいた紫苑が説明してくれた。 .
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