第1話

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「「え?」」 「だってそんなに探してもないなんておかしいじゃん。先輩が拾ってくれた可能性もあるわけだし…」 そっか… そういう可能性もあるんだ!! 「私、聞きに行ってみる!!」 今にも走り出しそうな私を、朱音はとめた。 「昼休みにすれば?10分休憩だと時間短いし会えないんじゃない?」 それもそっか… 探すだけで時間かかっちゃうもんね。 「うん。そうするよ」 ―――――――――― ―――――― 【昼休み】 「……………」 し、視線が痛い… 1年生の私が2年生の階に行くだけでも抵抗あるのに、そんなジロジロ見ないで下さい… そんなことを思いながら、向坂先輩のいる2年3組の教室へと向かった。 あ、先輩のクラスは朱音に聞いたんだ。 ほんとなんでも知ってるなぁ… .
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