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ふっと、向坂先輩の隣にいる男の子に目がいった。
さらさらの黒髪に切れ長の目、すじの通った鼻に、向坂先輩と同じくらいの身長。
カッコイイ…
って、そんなこと言ってる場合じゃない!!
そのとき、その男の子と目があった。
「……………」
「……………」
その黒くて透き通った瞳から目がはなせない。
…そうだ!!
この先輩に向坂先輩を呼んでもらおう!!
私は、指で向坂先輩を指しながら一生懸命、目で訴えた。
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