第1話

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ふっと、向坂先輩の隣にいる男の子に目がいった。 さらさらの黒髪に切れ長の目、すじの通った鼻に、向坂先輩と同じくらいの身長。 カッコイイ… って、そんなこと言ってる場合じゃない!! そのとき、その男の子と目があった。 「……………」 「……………」 その黒くて透き通った瞳から目がはなせない。 …そうだ!! この先輩に向坂先輩を呼んでもらおう!! 私は、指で向坂先輩を指しながら一生懸命、目で訴えた。 .
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