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「あんた今朝の!!」
「あ…」
その声の主は向坂先輩だった。
女子を押しのけて、ずかずかとこっちへ向かってくる。
イタい…
さっきにもまして視線がイタい…
たぶんそれは、さっき先輩を取り囲んでいた女子がすごい顔でこっちを睨みつけているからだろう。
だが、先輩は全く気にしずこっちに向かって歩いてくる。
「今朝はどーもね。えっと…何チャン?」
「あ、知菜です!!結城知菜!!
今朝はすみませんでした」
「いーよいーよ、すごいもの見れたしね。まさか女子であの高さを飛び越えるとは思わなかった」
「あはは…」
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