プロローグ

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「…うわぁーん」 静かな公園のベンチに腰掛けてひとりで泣いている女の子。 「…どうしたの?」 そこに駆け寄ってくる、同い年くらいの男の子。 「…だぁれ?」 「どうして泣いてるの…?」 「パパとママがね…また喧嘩してるの…」 「また?」 「最近いつも喧嘩してるの。あたし、その喧嘩みるの嫌いなんだ…」 「いつもここでひとりで泣いてるの?」 「…うん」 すると、その男の子はポケットから星型のキーホルダーを出すと、 「これあげるから泣き止んで?」 .
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