第1話

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《タッタッタッ…》 静かな朝にリズムよく聞こえてくる足音。 そのリズムを奏でるのは高校生の女の子。 が、彼女にはそんなことん考えている暇はなかった。 「おわっ!!もうこんな時間!?やっばーっ」 結城知菜。高校1年生。 今、遅刻しそうでめっちゃ焦ってます!! (こうなったら…) 正門へと向かっていた足の向きをくるっと変えると、再びどこかへ向かって走りだした。 着いたところは裏門。 当然ながら、門は閉まっている。 「よし!!」 .
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