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《タッタッタッ…》
静かな朝にリズムよく聞こえてくる足音。
そのリズムを奏でるのは高校生の女の子。
が、彼女にはそんなことん考えている暇はなかった。
「おわっ!!もうこんな時間!?やっばーっ」
結城知菜。高校1年生。
今、遅刻しそうでめっちゃ焦ってます!!
(こうなったら…)
正門へと向かっていた足の向きをくるっと変えると、再びどこかへ向かって走りだした。
着いたところは裏門。
当然ながら、門は閉まっている。
「よし!!」
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