第1話

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その掛け声とともに、少女の体がふわっと宙に浮いた。 2mくらいある門を一気に飛び越えたのだ。 (これで間に合う!!) そう思って、再び前へ進もうとしたとき何かにぶつかった。 《ドンッ》 「わっ!!」 「いてっ」 勢いがついてしまっていたために、私は後ろへおもいっきりしりもちをついてしまった。 「いたー…」 すると、前からスッと手が伸びてきて 「大丈夫?」 と、優しい声がした。 .
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