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『………剣!?
剣なの!?』
思わず立ち止まり、
振り返る。
「………藍?
藍なの!?」
その人はあたしの元彼―剣だった。
「よかった。無事で」
『…剣も…無事でよかった』
「まあね。でも藍には
祐がいるから大丈夫だな
祐、藍を守ってくれよ!」
「…あたりまえだろ!」
「……ならいいよ。
俺、もう行くわ」
そう行って剣は背を向け、
走り出す。
『……剣!!!
………死ぬなよ!?』
あたしはそう言って、
祐ちゃんと共に、走り出す。
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