一歩

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自分の心の扉が開いた事実が 信じられないまま家に着いた。    「ただいま~♪」 いつもより少し大きな声だった。 母が遠くで 「おかえり~」と言っていた。 それがなんだかとても温かかった 母に真顔で 「お土産は?」 と言われ お土産と言われるまで すっかり忘れてたあたしを 母は笑っていた。 少し母と話した後 自分の部屋に行き あたしはもう一度 大掃除をはじめることにした。 ずっとずっと 自分の近くにおいといたものを ちゃんと片そうと思った。 _
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